守備時のベンチワーク

試合に出場することが出来ない子に関しては
サブメンバーとしてベンチでの仕事を行ったりします。

しかし、ベンチへ入れる登録人数は大会によって決められている為、
ベンチにも入ることが出来ない子に関しては、基本はスタンドでの応援か、
もしくは試合に同行せずに練習などを行ったりします。

ベンチでのアピール方法

さて、俺は試合に出ないからベンチでのんびりと座ってれば良いなんて思っていませんか?
そういう考えでは、いつまで経っても試合に出るチャンスは与えてもらえません。

少年野球では頻繁に選手交代も発生しますし、
特に監督は頑張っているヤツは多少ヘタクソでも代走なり代打なりで使ってやりたいと思っているものです。

しかし、声も出さない、道具の片づけは積極的にしない、
スタメンの選手のサポートはしないでは、監督に『起用してやろう』という気持ちになってもらえません。

では、ベンチではどのような姿をアピールすれば良いのでしょうか?

アピールする為にはまず、サブのメンバーに求められる仕事を理解しておかなければいけませんね。

サブメンバーの仕事

サブメンバーの仕事としては、
守備の際、攻撃の際と大きく二つに分けることが出来るかと思います。

その前に大前提として、

  1. ファールボールを捕りに行くこと
  2. 捕ったボールを審判に渡しに行くこと
  3. 声を出して盛り上げること

上記の3つに関しては攻守共々基本となる当たり前の行為という認識でいましょう。
それらを踏まえ、まずは守備の際に求められる仕事です。

サブのキャッチャーとしてボールを受ける

攻守交代の時、攻撃が終わり守備に付く際に、
キャッチャーが打者だった場合、または走者だった場合、
サブメンバーはピッチャーの投球練習の為にサブのキャッチャーとしてボールを受けに行かなければなりません。

このサブキャッチャーがなかなかベンチから出てこず、
審判に注意されているチームもよく見かけますが、
試合時間の短い少年野球では、このあたりの準備を徹底されます。

サブキャッチャーだからといっても、
安全を考慮しマスクだけは付けることが義務化されていますので、注意が必要ですね。

同時にキャッチャーはプロテクター、レガースを付けなければならないのですが、
サブのメンバーはこのキャッチャーの防具の装着のお手伝いもしなければなりません。

監督に言われてから防具を準備してするのと、

例えばキャッチャーが走者だった場合に、
グランドから戻ってきたと同時にあらかじめ準備していた防具を付けるのでは、
時間の短縮もそうですが、自らの仕事をしっかり自覚しているなといった
認識を与えることも出来るのではないでしょうか。

試合中の投球練習

次に、ピッチャーの試合中における投球練習は、
初回が7球でその後は3球が基本となりますが、

その間に内野手はファーストへの送球練習を行い、外野手はキャッチボールなどをするのですが、
自らのベンチ側に近い外野手に関してはサブメンバーが外野まで行ってキャッチボールの相手をします。

例えばベンチが一塁側であった場合、サブメンバーはライトの方まで行って、
ライトとキャッチボールやフライの練習などを行い、
センターとレフトは自ら持って行ったボールでキャッチボールなどをします。

この外野手のキャッチボールの相手も、
もたもたしていたら練習をする前にイニングが始まってしまいますから
攻撃が終わったらすぐに行かなければなりません。

ちゃんとサブメンバーで話し合って誰がやるのか決めておくのが良いかと思います。

そして、攻撃中に走者や打者としてグランド内にいた選手のグローブの準備が必要です。
ベンチに戻ってきた選手にグローブを渡すことで、すぐにポジションに向かうことが出来ます。

アウトカウントや相手打者の打順を伝える

最後に声だしの中に含まれることですが、
アウトカウントや相手打者の打順などをベンチから伝えてあげることも大切です。

特に打順に関しては、投手の攻め方や各ポジションの守備位置などに影響してくるものでありますから、
必ず大きな声で伝えるようにしましょう。

次回は攻撃時におけるベンチワークです。