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準備しておくべき物(道具編)

さて、入団体験も経験し、親子共々納得の上でお世話になるチームも無事に決まりました。

そうなると、善は急げで、子どものためにあれもこれも準備して
というのが親の心理というものでしょうが、そこは焦らずに、
本当に必要なものは何なのかを整理した上で、与えて行くのが良いでしょう。

ここでは少年野球に欠かすことができない準備しておくべき道具と、
その選び方について説明していきます。

グローブ

まず、野球といえばグローブですね。
体験の際には買う必要は無いと言いましたが、
本格的に始めるにあたっては、
やはり新しいグローブを準備した方がいいでしょう。

理由としては、遊び程度で使ってきたグローブは
おそらく2000円~3000円程度の物である場合が多く、
作りそのものがしっかり出来ていません。

皮なども軟式のボールでキャッチボールを始めればすぐに破れてしまいます。
ヒモも簡単にちぎれてしまいます。

よって、新しいグローブが必要になりますが、
買ってもすぐに使うのは難しく、ボールを弾いてしまいます。

ですから、新しく買ったグローブは型を作るために、
自宅などでボールを使って柔らかくします。
その間は元々持っていたグローブで練習に参加します。

そうすることで、練習でもキャッチボールがしっかり出来ますし、
その間に新しいグローブも使える状態にすることが出来ます。

どのような物を選べば良いか?

もっとも無難なのは、オールラウンド用のグローブを買うことです。
少年野球は目まぐるしくポジションも変わります。
固定という事はほとんどありません。
内野でも外野でもどこでも使えるオールラウンド用が、一番融通がききます。

また、専用のグローブが必要なポジション、
キャッチャーやファーストなどのグローブは大体チームにありますので、それを使うことが出来ます。
もっとも、ファーストなどは普通のグローブでも問題ありません。

そして、ピッチャーをする場合も、
よく『グローブの網の部分が外から見えないものを選ぶべき!』と言う方もおられますが、
実はあまり関係ありません。

少年野球は基本的にストレートしか投げませんから。
但し、ピッチャーは色を限定される場合がありますので、
目立つ色は控えて、茶色系統の無難な色を選んでおきましょう。

価格について

さて、肝心のグローブの価格ですが、3~4年使うことを前提に、
最初は8000円前後の物がいいでしょう。

このぐらいの価格のグローブなら、手入れをしっかりしていれば、充分に持ちます。
よくブランドや価格にこだわって高価なグローブを子どもに与えている親を見ますが、
正直猫に小判だといつも思います。

まして、下手な子どもほど、次から次に道具がコロコロと変わっていたりします。
親として身の丈にあった物を与えるようにしてやりましょう。
高いグローブを与えたからといって、上手くなるとは限りません。

バット

次に野球といえばバットですね。
バットも最近は種類も豊富で、高いものだと20000円以上します。
通常の金属、カーボン、特殊ゴムタイプと、物によって飛距離も変わってきます。

では、どのバットが良いのか?という質問は非常に難しい質問です。
バットはどんな体格かによって長さも変わってきますし、
腕力によって、バットの芯がどこにあるタイプが良いのかも変わってきます。

正直なところ、まずはバットは買わずに、
チームにあるものを使わせてもらったり、チームメイトに借りたりしても充分です。

私個人的には、練習用の少し重ためのマスコットバットを1本買ってあげて、
家で素振りをさせるのが、子どもにとっては効果的な練習になるのではないかと思います。
バットの購入は高学年になってからでも充分かと思います。

ボール

最後にボールです。
少年野球では低学年、高学年共にC級の軟式ボールを使用します。
稀に低学年限定の大会などでD級というボールを使うことがあるそうですが、
滅多に無いと思って良いでしょう。

ボールは自宅での練習用に2~3球を持たせておけば充分です。
チームの練習では自分のボールを使うことはありません。
紛失のリスクもありますので、練習にはあまり持って行かせない方が賢明です。

ボールはひとつ大体400円ぐらいです。

以上、道具はこの程度の準備で良いでしょう。