ピッチャー

野球をやる以上、やはり上手になって試合に出たい、活躍したい、ホームランが打ちたい!
そんなそれぞれの憧れを持って、少年野球に入るのではないかと思います。

応援する側の保護者としても、
『是非うちの子をピッチャーに!』『4番を打たせたい!』
色々な思いがあるかと思います。

しかし、ポジションや打順を決めるのはあくまでスタッフであり、
保護者の希望というものが反映されることはほとんどありませんし、
そこで出しゃばってしまっては子ども共々やりにくくなってしまう可能性もあります。

よって、チームの方針に従いつつ、希望のポジションを得る為には、
子どもの積極性も必要になってきます。

積極的に主張して希望のポジションに!

チームによっては子ども達個々の能力を判断して役割を決める他、
まず、どこのポジションがやりたいのか、意思を尊重してくれるケースもあります。

もちろんその意思通りになるとは言い切れませんが、
少なくともその希望を叶えるチャンスがあることは事実ですので、
まず保護者としては子どもに対して、希望のポジションを言える機会があれば、
ちゃんと伝えるように話をしておくと良いのではないかと思います。

人気のポジション『ピッチャー』

さて、そんなポジションですがやはり一番人気はピッチャーでしょうか。

勝ち負けの8割を担うと言われるピッチャーは、
チームの中心的存在として注目される立場ゆえ、責任もかなり重たい重要な立場となります。

まず、少年野球におけるピッチャーは、
候補としては4~5人ぐらいは必要となってきます。

理由としては、最近はとても試合数が多く、登板機会が多いこと、
そして、大会によって球数制限(イニング制限)が設けられており、
一人のピッチャーが連投すると言うことはまずありません。

よって、1チームに最低でも4~5人程度はピッチャーとして試合を経験することが出来るでしょう。

チームのエース『背番号1番』

しかし、やはりエースは一人です。

高校球児のようにエース=背番号1番みたいな決まりは少年野球にはあまりありませんが、
それでもエース=背番号1番を採用しているチームも多々ありますので、
せっかくピッチャーを目指すのであれば、『背番号1番』を勝ち取りたいのが子どもも親も本音の様です。

ピッチャー候補になる為に

少年野球のピッチャーにはどのようなことが求められているのでしょうか?

どのような子がピッチャーに選ばれるのか。
『背番号1番』を勝ち取るために必要な要素について説明していきます。

ストライクがきちんと入るコントロールの良さ

ピッチャーは肩が強く、球が速いというのは、そうであれば理想であるという程度で、
少年野球でまずピッチャー候補としてチャンスを与えられる子は、コントロールの良い子です。

ど真ん中しか投げれなくとも、まずはストライクが入ると言うことがとても大切なことであり、
ピッチャーの候補ということになります。

どれだけ球が速くても、ストライクが入らなければ、四球、四球の連続で、試合になりません。
反面、ストライクが入れば真ん中であっても、そうそうホームランやヒットばかり打たれることもありません。

要はコントロール重視の傾向でピッチャーは決まることが多いのです。

ピンチにも強い精神力

そして、もうひとつ大切なことは常に平常心でマウンドに立てる子です。
子どもですからなかなか難しいことなのですが、練習と試合で極端にコントロールが変わる子がいます。

練習ではストライクが入るのに、試合になるとストライクが入らなくなる。
緊張感や不安感などから、本来の力が発揮できなくなる子は、
どちらかというとピッチャー向きでは無いと判断されてしまうことが多いです。

もちろん経験によって度胸が据わってくる子も沢山いますので、
1回2回の失敗でチャンスを与えられなくなることはありませんが、
何年やってもそういう状況が変わらないと、なかなかピッチャーとしては難しい様に感じます。

ピンチに動じない度胸・・・これがピッチャーには求められます。

これは実はピッチャーの保護者にも言えることですが、
大きな大会で息子が四球・四球・死球・暴投・・・。
とても他の親と一緒に応援するどころではありませんから!

よって、親子共々何事にも動じない、強靭な精神力が必要ですかね。

炎天下で何十球も投げられるスタミナ

さて、コントロールと同時に精神力の強さも必要であると説明してきましたが、
もうひとつ求められるものとしてスタミナが挙げられるのではないでしょうか。

ピッチャーは少年野球では延長戦を省けば7回を投げるスタミナが必要です。

全員3球で三振でアウトにしたとしても、1回で9球、7回で63球が必要です。
当然、こんなにうまくいくはずはありませんから、1試合で100球程度は投げる場合も出てきます。

ピッチャーは投球する際には、下半身と上半身を共にバランスよく使うことで、
正確なコントロールと球速が可能となりますので、下半身、上半身共々日頃から鍛えておく必要があります。

投げ込みもそうですが、適度な筋トレ、走り込みと、
他のポジションの選手に比べたら地道で辛い練習が沢山あります。

特に走り込みなどは、ダッシュや長距離共に、
他のポジションの選手の3倍4倍は必要になってくると言われています。

そうした地道な練習に向き合える精神もピッチャーには必要です。

特に夏場の試合などでは、グランドに立っているだけでフラフラしてきてしまうものですが、
ピッチャーはその炎天下で何十球も投げなければならない訳ですからね。

よく相撲などで『心技体』と言われますが、私はピッチャーも同じだと思っています。