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よくあるトラブルを防ぐために

多くの子どもが集まり、多くの保護者が集まって、
多くの考えの元、ひとつのチームが運営されるわけですから、
当然ながらトラブルも発生します。

できれば何事も無く平和な日々を送りたいのは皆同じ考えですが、
避けて通れない道も中には存在します。

そういうトラブルを出来るだけ起こさせない、起こさない為にも、
ある程度の免疫をつけておくことが必要ではないかと思います。

お金に関するトラブル

まず、お金に関するトラブルとして、
遠征の際の車を提供した場合のガソリン代や有料道路代などがあります。

有料道路代などは基本として、会計から出される事が多いですが、
ガソリン代は基本的には出ない場合が多いです。

具体的な算出が難しいという部分もあるでしょうが、
そこまで会費で負担できないというのが主な原因です。

ですから、車を頻繁に提供する家庭においては、出さない家庭との比較をしない、
あくまでボランティア精神で行う事が求められます。

逆に車出しなどがあまり出来ない家庭においては、
別の部分で極力お手伝いを!という誠意が大切です。

そして、そうした問題が起こる事を年度初めに保護者で話し合って、
理解を得ておく必要があるでしょう。

子どもに関するトラブル

次に子どもに関するトラブルです。

保護者はチームの子ども全員を同じ目線でヒイキなく見守る事が求められますが、
時として子どもを差別した扱いをしてしまう保護者もいます。

それは言葉であったり、態度であったりと、
本人は気付かなくても周りは不快な思いをしているケースがよくあります。

そうした事で、保護者同士が揉めるといった事になってしまう場合もあり、
同じように子どもを扱う自信がない人に限っては、あまり口を出さないようにしておくべきです。

皆平等に扱うにはそれなりの度量が必要となってきますが、
これは練習や試合を通して子ども達と接しているうちに自然と身に付いてくる事もあります。

あくまでチームプレイの野球です。
試合で勝てば、お父さん同士、お母さん同士皆で抱き合い、
喜び合う事もできるとても感動を得る事ができるスポーツです。
夜は居酒屋で祝勝会で盛り上がります。

しかし、負けたからと言って、
『あいつのせいで・・・』『あのプレーがなければ・・・』といった発言が出てしまえば、
親同士の輪を険悪なものにしてしまいます。

そう考えると、とても気を使う面倒な付き合いをしなければならないのか・・・と、
思ってしまうかもしれませんが、気を使うのは当たり前の事であり、
それはどんな集まりに行ったところで変わりません。

そのお互いを思いやる気持ちが、
最後の卒団式の感動に繋がると私は思っています。